ワークスペースの作成
Goの開発をするためのワークスペースを作成します。通常 $HOME/go
がワークスペースとなります。それ以外のディレクトリをワークスペースとして使用したければ GOPATH環境変数を設定します。
ワークスペースには3つのディレクトリが置かれます。
- src: ソースコードを置くディレクトリ
- pkg: パッケージオブジェクトを置くディレクトリ
- bin: 実行ファイルを置くディレクトリ
ワークスペースは複数のリポジトリで共有します。ほとんどのGoプログラマは1つのワークスペースだけで作業をしているようです。
binディレクトリには実行ファイルが置かれるのでPATHに追加しておくと良いでしょう。 go env GOPATH
で現在のGOPATHが取得出来るので、
export PATH=$(go env GOPATH)/bin:$PATH
でPATHにbinディレクトリを追加できます。
ここでは以下 $HOME/go がワークスペースだとして話を進めます。
Hello World
ではHello Worldのプログラムを書いて見ましょう。次のコードを $HOME/go/src/hello
にhello.goというファイルで保存してください。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Printf("Hello, world\n")
}
ビルドは go build
でできます。
$ cd $HOME/go/src/hello
$ go build
hello
という名前の実行ファイルが生成されるので実行してみましょう。
$ ./hello
Hello, world
Hello, World と表示されれば成功です。
go build
の代わりに go run hello.go
でスクリプトのように実行することもできます。
$ go run hello.go
Hello, world